消費者金融で働いている人の本音

私の友人に消費者金融で働いている人がいます。その人の事について書いてみたいと思います。
彼が消費者金融業界に移って約10年、新卒で入社した訳ではなく転職組です。
別に人間として悪い人ではないので今でもたまに会ったりしますし、消費者金融で働いているからと言って誰も彼を敬遠したりはしません。
現在彼の働いている部署は債務者から債務を請求する部署、仕事はとにかく大変だそうです。
今は昔の様に家まで取り立てに行ったり債務者の職場に連絡をすると言う事はしなくなったとの事ですが、やっぱり仕事は大変な様です。
これだけは言わせてもらいますが、債務を管理する部署に勤務しているとは言え、闇雲に金返せと言ったりはしません。あくまで相手の話を聴いて、その後こちら側の言い分を話す、そこから妥協点を見つけ出して債務者の方に返済期日、返済額について提案する、と言った感じです。
知人曰く、現在は随分仕事が楽になったそうですが、一昔前は朝行ったら終電まで帰れない、休日なんてほとんどない、しかも回収にもノルマがあるわで何度も辞めようと思ったそうです。
債務者に泣きつかれる事はいつになっても一番辛いと話してました。昔こんな事があったそうです。
数ヵ月もの間債務を放置し、再三連絡をしても電話に出ない、または止められてる、やむを得ず本人宅へ向かう事に。
そして本人の自宅に到着するとまずインターホンが鳴らない、仕方なくドアをノックすると本人が対応してくれたのですが、明らかにその表情はやつれきっていて内心とても心配したそうです。
知人としても仕事で来ている為先ず本題を切り出しましたが、数日後には必ず払うとの返答、案の定振り込みはなし、知人としても半ば諦めていた様です。
でもやはりそこは仕事、しばらくして再度その人の家を訪ねると、今度は本人からしばらく待ってくれとの事、本題を切り出したものの、その時はもうさすがに泣きつかれて心がとても痛んだそうです。
やむにやまれず本人の話を聴くと、どうやら他にも債務があり、そのうちヤミ金にまで手を出してもう生活どころではないらしく、ライフラインは止められ、食事も数日間とっていないとの事、見るに見かねてその人に1000円を渡しその場を後にしました。
最終的には市役所に相談、生活保護を受ける事になり、自己破産の運びになったと聴いたときには正直ホッとしたといっていました。
そんな経験もしながら10年頑張っていますがやはり精神的な部分では辛いことが多いようです。